「毛周期」を知っておけば脱毛の効果が高まる！？

脱毛施術の効果を最大限に高めるために必要なのが、『毛周期』のサイクルに合わせて脱毛施術を受けるという点です。

それでは、具体的にどのようにして毛周期を意識した脱毛施術を受ければ良いのでしょうか。

この記事では、毛周期のメカニズムと脱毛効果を高めるためのコツについて詳しく解説しますので、是非とも参考にしてみてください。

脱毛に大切な「毛周期」とは

毛周期のサイクルは3つの期間に分けれられており、それぞれの期間ごとに特徴があります。

この項目では、その3つの期間について詳しく解説し、脱毛に対する影響も含めて解説しましょう。

成長期

毛周期の中で最も脱毛効果が高い期間に当たり、重要なポイントとなるのが『成長期』です。

成長期とは、その文字通り毛が最も生育する期間を指しており、毛母細胞の分裂によって誕生した毛が生えきるまでの期間を表しています。

そしてこの期間は、毛を構成する黒い色素の『メラニン色素』が最も多くなるのが特徴です。

脱毛施術はこのメラニン色素にレーザーを反応させて脱毛を行うため、脱毛施術はこの成長期に合わせて行います。

退行期

『退行期』は、毛周期の中で成長期の次に当たる期間です。

この期間の毛は、成長を終え伸びきった毛となっており、抜け落ちるまでの準備を始める段階となって言います。

また、毛自体が毛乳頭から離れ始めており、毛根の位置が浅くなっているのも特徴です。

退行期の毛は成長期と比較してメラニン色素が薄くなっており、脱毛施術の効果を得にくくなっています。

休止期

『退行期』の次にやってくる毛周期の最終段階が、『休止期』です。

この期間では、次の新しい毛が生える環境を作るために、毛が抜け落ちるステップとなっています。

そのため、毛根も毛乳頭か離れた状態になっていくのが特徴です。

この休止期も、成長期と比較してメラニン色素が少なく、また発毛組織へ効果的に照射するのが難しい期間であるため、脱毛施術には不向きとなっています。

部位別の毛周期の目安

毛周期の特徴が把握できたところで、次は部位ごとの毛周期の期間の違いについて見ていきましょう。

部位ごとの毛周期の特徴を理解することで、より効率よく脱毛のアプローチを行うことが可能です。

VIO・脇

VIOラインは、身体に生えるムダ毛の中でも特に毛周期のサイクルが長い傾向にあり、成長期が1年から2年程度となっています。

また、休止期に差し掛かってから再び成長期になるまでの期間も、1年から1年半程度と長めであるのが特徴です。

一方で、脇の毛周期はVIOラインと比較すると短く、成長期が4ヶ月程度、退行期から休止期を経て成長期になるまでが3カ月程度となっています。

足・腕

足や腕の部位に関しては、毛周期の長さに個人差があるのが特徴です。

成長期は、サイクルが短い方であると3カ月程度、長い方であれば5カ月程度となっており、退行期・休止期の長さもサイクルが早いであれば3カ月程度、遅い方は5カ月程度となっています。

そのため、脇よりも早いサイクルとなる方もいるのが、足や腕の毛周期の特徴です。

顔

脱毛施術を行う部位の中でも、特に短い毛周期のサイクルとなっているのが顔の部位です。

顔に生えるムダ毛の毛周期は、成長期が約1か月から2カ月程度となっているため、他の部位と比較しても特に期間が短くなっています。

また、退行期と休止期を合わせても、その期間は2カ月程度となっており、全体のサイクルも非常に早いのが特徴です。

毛周期に合わせて脱毛効果を高めるコツ

それでは最後に、より効率よく脱毛をするためのコツについて2点解説します。

適切なタイミングで脱毛施術を受けることで、よりお得に脱毛施術を受けることが可能です。

2～3ヵ月に1回施術を受ける

脱毛施術の効果を最大限に高めるためには、メラニン色素が多い成長期に効率よく施術を行うのが最もおすすめです。

そのため、部位によっても異なりますが、基本的には2か月から3か月に1回の頻度で、成長期に合わせながら脱毛施術を受けるのが重要なポイントとなります。

脱毛施術を受ける際には適切な施術タイミングのアドバイスもありますので、スタッフと相談しながら施術を受けるタイミングを決めると良いでしょう。

だんだんと間隔を空けていく

もう一つ、効率よく脱毛施術を受けるためのポイントとしては、回数を重ねるごとにだんだんと間隔を空けていくという方法です。

施術開始当初は比較的短い間隔で問題ありませんが、脱毛が進んでいく後半には、その状態に合わせて長めに間隔を空けることで、より効率よく脱毛することが可能になります。

この点も、施術の際にスタッフと相談しながらスケジュールを決めるようにすると良いでしょう。